地元・京丹波と日本各地から
厳選した素材たち
あられ作りの主原料となるもち米。
地元京都府産の新羽二重餅米を主に、
佐賀県産のヒヨク餅米、
国内産もち米を一〇〇%使用しています。
味のアクセントとなる豆。
大粒で柔らかい地元丹波産の黒豆と、
甘みのあるおおつる大豆を使用しています。
風味の引き立て役となる塩。
伊豆大島産の海水塩を中心に、塩辛い
だけではない、旨みのあるものを厳選して
使用しています。
生地の変化を見極め、
ごまかしのない味をつくる
あられの生地は、人間と同じように生きています。
暑がっていたら涼しく、寒がっていたら一枚着せてあげる。
生きものの世話をするように、
ひと粒ひと粒に向き合いながら仕上げています。
春夏秋冬、変化しつづける生地の状態を見極め、
素材の美味しさをとことん生かす。
すべての職人が手間をおしまず、
自信と誇りをもって作り上げています。
お米の香りと甘みをつぶさない、
日本伝統の「丸つぶ蒸し」
保津川あられは、食べた時にふわっと口の中に
お米の香りが広がります。
その秘密は、日本伝統の「丸つぶ 蒸し」に隠されています。
もち米を粉状にすり潰すことなく、そのまま蒸し上げることで、
お米の香りと甘 みをそのまま生かしています。
一つひとつの工程に心と技を込めながら、
10日間ほどかけて丹精に仕上げ ています。
日本古来の味を受け継ぐ、
保津川あられ
あられは、平安朝の貴族文化の中で生まれたと言われており、
雪のふるころに、もち米を蒸して搗きつぶし、
神仏にお供えした餅をさいの目に切っていろりのそばで
炙り焼いたと伝えられています。
保津川あられ本舗は、京都の奥座敷と呼ばれる自然豊かな土地で、
山々に囲まれた清々しい空気の中、京あられの老舗として、
日々あられづくりに励んでおります。
京都に生まれ、育まれてきた味として「京都吟味百選」にも
認定されている正真正銘の“京あられ”の味を、
どうぞ心ゆくまでお楽しみください。